本日午後3時から印西市中央公民館で北総線運賃値下げ裁判の記者会見を開きました。会見には、10社を超える報道機関と、裁判闘争に参加する意思をもつ地元の議員、住民ら約20名が参加、これまでの経緯、裁判で主張する点、裁判を含む今後の取り組みについてご説明しました。
訴訟でわれわれは、①「事業の適正な運営」(鉄道事業法15条3項)が確保された線路使用料を京成電鉄が支払うことになっているのか、②成田空港線の運賃が「適正原価、適正利潤」(同16条2項」になっているのか、③北総線の運賃が「特定の旅客に対し不当な差別的取り扱いをしていないか(同16条5項1号)などを問うていくものです。
より具体的には、今年2月に国土交通省が行った「線路使用料」および「新型スカイライナー運賃」についての認可は違法なのではないか、また北総鉄道の運賃の値下げを求める「変更命令」を国に求めることなどが主なものになると思います。
本日の記者会見では、こうした裁判の主な争点とともに、北総線の高運賃がこの地域のまちづくりを阻害し、大きなネックとなっている現状、今回のスカイライナー運賃の決め方がきわめて理不尽なものであること等が、同席した議員や住民から口々に表明されました。
今後、6月19日に白井、NT中央、牧の原の各駅圏で住民への説明と参加を呼びかける集会を開催し、原告を募集、またこの裁判闘争への参加、協力を訴えていきます。
提訴は、スカイライナーが一番電車を走らせる7月17日の前日、16日に行い、成田新高速鉄道の開業がこの地域の住民の声を無視した、この地域として必ずしも心から祝福することができない、見切り発車であることを、強くアピールする形で、裁判闘争が始まることとなります。