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鯨の仇は牛肉で

2011年2月20日 日曜日

反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」の危険で悪質な妨害活動により、日本の調査捕鯨が中止に追い込まれた。

この事態に、オーストラリアのラッド外相とバーク環境相は、SSの犯罪行為に「遺憾の意」を表するでもなく、逆に「国際社会には日本の調査捕鯨に対する懸念が広がっている」との見解を示し、日本の調査捕鯨の中止を求めて昨年、国際司法裁判所(オランダ・ハーグ)に起こした訴えを取り下げない(捕鯨の一時中止ではなく、正式に捕鯨が終了しない限り法的措置を取り続ける)方針を明らかにしたという。

バカは死ななきゃ直らないというか、何だかんだ言っても結局白人というのは、骨の髄から人種差別主義なのだ、自分たち以外の宗教や文化や生活慣習は劣ったものであり、自分たちが「正してやらなければならない」という、的はずれで思い上がった使命感に凝り固まったファシストなのだと断定せざるをえない。

今更言うまでもなく、鯨を貴重な資源として大切に利用するのは、われわれ日本人が祖先から受け継いできた文化であり、たまたま鯨を食糧として考えない文化を持った人たちから一方的に反対されたり、干渉される謂われはないのである。

以前、「牛肉文明への挑戦」という本を読んだ。細かい部分は忘れてしまったが、印象に残っているのは、ギリシャ・ローマ時代から西欧人たちを駆り立ててきたのは「うまい牛肉」への飽くなき欲望だったという、強烈な基本テーマに貫かれた本だった。

・ヨーロッパから新大陸アメリカに移住した人たちにとって、ここは何よりも「うまい牛肉」を大量に生産できる格好の大地だった。そこに住んでいた野生のバッファローを極めて短期間のうちに根こそぎ絶滅させることで、バッファローを生活の糧としていた原住民(インディアン)が生活できなくさせるとともに、彼らが長年住んできた土地を次々に奪っていった。

・人類初のオートメーション技術というのは、牛の屠殺場で働く労働者たちが「良心の呵責を感じることなく」大量の肉牛を効率的に屠殺することを目的に開発され、後にこの技術がフォードの自動車生産工場へと受け継がれた。

こういうエピソードを知ると、オーストラリアやニュージーランドの反捕鯨団体ばかりでなく、政府の要人に至るまで、捕鯨についてどうのこうの言う資格など、欠片もないことがよくわかる。

しかし、感情むき出しになって反捕鯨を叫ぶバカ、もとい人種差別主義者たちに〝つける薬はない〟。何を言ってもムダである。

であれば、われわれが執りうる最も効果的な対抗策は、「オーストラリア産牛肉の不買運動」、これしかないと思う。

SSが保有する高速船以上の性能を持った船を買って、SS船に体当たりしてやる、あるいはオーストラリア大使館前で豪首相の顔写真に火をつけて、館内に糞尿弾を投げ込むなどというのも悪くはないが、ヘタをするとこちら側に犠牲者が出るおそれがあるし、相手に与えるダメージもさほどではない。

それよりも、反捕鯨団体やそれを擁護(養護)する反捕鯨国との商取引において、はっきりとわれわれの嫌悪感を突きつける方がより効果的だと思う。

特定国からの特定の商品の不買運動なら、誰にでも、いつでも、どこでもできる。輸出した方は、不買運動の広がりは何よりも恐ろしいだろう。牛肉など、別にオーストラリアの世話にならなくたって、アメリカからでもどこからでも買える。なるべくバカみたいに反捕鯨を叫ばない国からだけ輸入すればいいし、だいいち和牛は世界最高の品質を誇るのだから、多少高くてもこのさい国産和牛のすき焼きをもっと楽しんだらいい。

日本人の多くが、オーストラリア産の牛肉を食べなくなり、遂にはオーストラリアから日本への牛肉の輸出がストップするような事態になれば、牧畜業者と反捕鯨グループとの間で争いが生まれるだろう。牧畜業者に反捕鯨グループ狩りをやらせるのが一番賢い、一番効果的な戦法だ。

オーストラリアの牧畜業者たちよ、よく聞け。

あなたたちの祖先が原住民を追い出した大地に牛を放牧させ、必死の思いで築き上げてきた、あなたたちの誇りある牧畜産業が、この地上に自分たちと異なった食文化があることを認めない、愚かなファシストたちによって、今危殆に瀕しているのだ。SSは、日本人のではなく、オーストラリアの牧畜業者たち、あなたたちの敵なのだ。敵は、容赦なく殲滅せよ。それが、あなたたちの祖先がやってきた、あなたたちへ伝授してきた生き方の基本なのだ。