傷ついた村 再生の新年へ 
 月刊 千葉ニュータウン2009年12月12日付

 小川利彦本埜村長の解職へのカウントダウンが秒を刻んでいる。

 解職投票については7日告示、8日から期日前投票が始まり、今年最後の日曜日(27日)の解職投票をもって、小川氏の失職が決まることが、これまでの経緯や兆候から確実視される。

 村長不信任決議を受けて、村長が議会を解散したため、11月23日に実施された村議選では、定員8名のうち、当選後は再び村長不信任決議に賛成することを公言する「反村長派」が7名を占めた。選挙前まで一貫して村長を擁護していた前議員も、当選後は「反村長派」に合流したため、本埜議会はついに「村長派ゼロ」という異常議会≠ニなった。村長にとっては解散したことが、却って自らの立場を悪くする結果となり、何のための解散だったのか、大いなる誤算となって終わった。

 しかし、小川村長はここで最後の反撃(悪あがき?)に打って出る。

 リコール投票の実施を求めて住民グループが集めた署名を有効とした選挙管理委員会の決定を不服として、その取り消しと、リコール投票の手続きの停止を千葉地裁に申し立てた。しかも、自らが訴えた相手である選挙管理委員長が訴訟対策を立てようとすると、今度は村長としてその費用(債務負担)を認めないという挙に出た。

 こうなってくると、選管を訴えた小川氏と、訴えられた選管が公務で訴訟対策を講じようとするのを認めない小川村長と、同じ人物が攻守ところを代えて存在することになり、ややこしいことこの上ない。いったい、小川氏の中で「公」(職、式、人)と「私」(的、人)との関係、棲み分けはどうなっているのだろうか。

 いま、村民の間では、小川村長が12月27日をどのように迎えるか、に話題が移っている。座して、リコールを待つか。解職投票日の2、3日前に「名誉の」辞職をするか。辞職するとしたら、議会を開き、議長を決め、その議長に辞職願いを提出する必要がある。議会を開いた時、全員「反村長派」の議員が、村長不信任決議の動議を出さない保証はない。

 そもそも、ここまで村内と世間を騒がせてきて、解職投票2、3日前に「辞職」を申し出たとしても、周りを蟻の這い出るスキもないほど包囲された建物に立てこもっていた犯人が観念して、武器を捨てて外に出てきたとして、そんなのは「自首」とはいえない、それと同じではないかとの冷たい声も聞こえてくる。

 いずれにしても、本埜村の新年は久しぶりに「小川村長のいない」新年になる。

 ハッピー・ニューイヤー!!

村長不信任派7名当選 
 11月23日実施された本埜村議会議員選挙は、定数8のうち、「村長不信任派」7名、「信任派」1名という結果に終わった。進行中のリコール署名運動などと併せて、改めて小川村長には厳しい結果となった。 
 本埜村議選投開票結果
当落  氏名  得票  年齢  党派等 
青山幸紀  593  69  無・前 
当  山本 清  584  46  無・新 
大塚輝男  441  59  無・前 
近藤瑞枝  431  49  無・新 
岩井義夫  414  59  無・前 
山下兼男  392  77  無・前
吉本幸弘  381  71  無・前 
織原 拯  299  64  無・前 
小川喜美子  283  61  無・新 
△  小川利彦  241  37  無・前 
△  菅原 巌  207  74  無・前 
△  大浦 正  195  57  共・新 
  小玉 眞  56  77  無・元