【本埜村議選】村長不信任派が7名当選 
解職へ  “民意”出揃う

 11月23日、本埜村議会議員選挙が実施され、定数8名のうち「村長不信任派」7名、「信任派」1名という、実に明確というか、村長にとっては無惨ともいえる結果が出た。9月24日、住民によるリコール要求署名で有権者の過半数の署名が集まったこと、10月9日の議会で6名の議員が村長不信任決議に起立したことに加えて、改めて村長不信任が争点となった今回選挙でのこの結果は、「村長に辞めてほしい(辞めるべきだ)」という圧倒的な民意が、これ以上ないほど鮮明に示されたと考えられる。

 先の議会で「不信任」採決に起立した6名の議員は、一人を除き全員が当選したほか、リコール運動などで村長解職を求めてきた新人2人も当選した。地区別では、強い地盤をもつ在来地区の3議員が安定的に票を固めたほか、滝野地区でも選出議員はこれまでの3人から4人に増えた。

 一方、「村長派」と目される候補者は惨憺たる成績に終わった。これまでの2議席から1議席に議席を減らし、落選した候補者は、「不信任派」1人に対して、「村長派」4人という結果に終わった。村長と縁戚関係にある候補者(夫人と甥)は、互いに票を食い合う形で、共倒れとなった。夫人の出馬さえなければ、甥議員は悠々当選していたと思われるだけに、今後の陣営の結束にも「しこり」を残すことが予想される。

 地方自治法では、議員選挙終了後、首長は速やかに議会を招集し、議長などを決めなくてはならないと規定されているが、小川村長には、すでに7月に、自身の不信任を付議する臨時会の開催請求を、地方自治法に違反してまで、開催を拒否した「前科」があるため、今後の村長の出方が注目されている。

 選挙から一夜明けた24日には、先の議会で村長不信任に賛成し、再選された5人の議員が村長と会い、議会の早期招集を求めた。この席で村長は、今回の選挙結果に表れた民意を重く受けとめていること、また補正予算や人事など、議会で決めなければならない課題もあるとして、もう少し時間を欲しいと言ったという。議員たちは、12月1日の議会招集を要望、11月27日に招集告知を行うよう、村長に求めた模様。
 本埜村議選(09.11.23)投票・開票結果    
 当落 氏名  党派等  得票数 
当選  青山幸紀  無・前  593 
当選  山本 清  無・新  584 
当選  大塚輝男  無・前  441 
当選  近藤瑞枝  無・新  431 
当選 岩井義夫  無・前  414 
当選  山下兼男  無・前  392 
当選 吉本幸弘  無・前  381 
当選  織原 拯  無・前  299 
△  小川喜美子  無・新  283.783 
小川利彦  無・前  241.216 
菅原 巌  無・前  207 
大浦 正  共・新  195 
  小玉 眞  無・元  56 
 △は、法定得票数(141.187)を獲得。
当日有権者数      6,818
投票者数  4,603
   当日    3,934
   期日前  663
   不在者   6
投票率  67.51
有効投票数   4,518
無効投票数  85