ラーバン生活宣言

林 檸檬

01千葉ニュータウンに越してきました 02市長さんとお会いしました
03便利な街って何だろう 04幻想的な阿夫利神社のお祭り
05風が心地よいニュータウンの夏 06コスモスまつり、ふれあいバス
07成田空港の近くに住む楽しみ 08半年過ぎて ニュータウンでの生活
09ニュータウンで迎えた初めての正月 10安心して子連れ散歩ができる道
11心浮き立つ早春 12小林牧場の桜
13幸せな一年間 14ニュータウンにはたくさんの楽しい公園が
15西の原公園 印象的な龍のオブジェ 16草深公園 街並みと溶け合って
17子育てママの力強い味方 ラクティナクラブ 18幼稚園選び
19 ありませんか?ヒヤッとした体験 20 新年の抱負 子供を「待つ」気持ちで
21 新しい家族 22 暑い 暑い 過酷な夏
23 がんばった運動会 24 気が重いインフルエンザの季節
25 町屋のひな祭り 26 忘れられない地震
27  原発の不安 28  夏休みの思い出
29  結いの丘まきのはら 30 お相撲さんとお餅つき
31  水泳教室    

<1>千葉ニュータウンに越してきました

月刊 千葉ニュータウン 2008.6.14

 はじめまして。このたび千葉ニュータウンに引っ越してきました、1児の母です。

 縁あって、本紙に千葉ニュータウンでの生活について、その始まりから現在進行形で綴っていくことになりました。どうぞこれからよろしくお願いいたします。

 私は現在、夫と1歳半の長男との3人で暮らしています。出産とほぼ同時に仕事を辞めてしまったので、今は専業主婦。夫は都心の会社に通っているサラリーマンです。

 これまでは都心にとても近いところの賃貸マンションに住んでいたのですが、息子が生まれ、荷物が少しずつ増え、家が手狭になってきて、もっと広いところでのびのびと生活したいなという思いが強くなり、いろいろ探した結果、この千葉ニュータウンに住むことになりました。

 とはいえ、千葉ニュータウンにたどり着くまで、長い道のりでした
 私たち夫婦は都心の便利な生活に慣れていたため、最初は当然今まで住んでいた家の近くでマンションを探し始めたのです。が、今は都心のマンションは驚くほど価格が高くなっているのですね。私たちが住んでいた地域も、ミニバブルといっていい状態で、調べれば調べるほどそれほど甘くはない現実を知り、私たちのマンション探しは、自然に少しずつ都心から郊外へと向かっていったのです。

 そして価格と、都心へのアクセスの良さ、マンションの広さなどのバランスをあれこれ考え、東京近郊の町のモデルルームをいくつも周り、そのうち中古マンションもいくつか周りましたが、私たちが欲しいというような環境を備えたマンションには出会えずにいたのです。

 途中である程度妥協して、そこそこのマンションで満足するべきか、なんていう考えも頭をよぎったのですが、そんな時夫がネットで千葉ニュータウンのことを調べてきて、ぜひともここのマンションを見に行こうということになったのです。

 実は私、この時はあまり乗り気ではありませんでした。おそろしく運賃の高い北総線のことはうっすらと知っていたので、千葉ニュータウンというと心理的に都心からかなり離れたところというイメージがあったからです。

 でも一応見るだけ見てみるかと重い腰を上げ、夫、息子とともに休日に観光がてら目当ての物件に向かったところ、千葉ニュータウンの町の環境にすっかり感激してしまいました。おまけに見に行ったマンションの条件が私たちの条件にほぼ完璧に合ったということもあり、その日のうちにマンション購入を決めてしまったのです!!

 都心から同じような距離の町をいくつか見に行きましたが、これだけ環境が整ったところは初めてでした。しかもそれらの町とくらべ、値段もかなりお手ごろ。

 何より気に入ったのは、駅を中心として町がきれいに整備され、子連れでも安心して歩けることや緑多い公園が多いことです。それに少し行けばまだまだ美しい自然がたくさん残っていて、都心から1時間弱でこのような環境の町があるとは思ってもみなかったので、本当に嬉しい発見でした。

 これらは実際この町に来て見なければわからないことなので、夫に誘われてきてみて本当に良かったと思っています。まさに百聞は一見に如かずですね。

 駅前にはお店が何でも揃っていて便利そうだし、きれいに整備された町並み、それに美しい自然があり、都心とはまた違う楽しみがあるであろう、これからの生活が楽しみで、今からワクワクしています。

 今は私たちと同じような条件でマンション購入を検討している家族に、ここの町のことを教えたくてしかたない気分です。

 今一番の楽しみは、自分のマンションのテラスにテーブルと椅子を出し、そこから近くの緑を見ながらコーヒーブレイクをすることです。とにかくこれから始まる新生活を考え、ウキウキしている私です。

ニュータウンの皆様、よろしくお願いします。


<2>市長さんにお会いしました

月刊 千葉ニュータウン2008.7.12

 6月初旬にこの千葉ニュータウンに引っ越してきて、約1ヶ月経ちます。まだまだ引越後の整理やら新しい生活への対応、切り替えやら、てんてこ舞いの毎日です。いったいいつになったら、穏やかな日常生活に戻れるのかといった感じです。

 それでも少しずつですがニュータウンの町を楽しむ余裕も出てきて、時々近所を中心に散歩しては新たな町並みのきれいさなどを発見して、喜んだりしています。やっぱりきれいに整えられた町に住むのはいいもんですね。毎日が快適です。

 前回の記事が印西市長さんのお目にとまり、お陰で市長さんにお会いすることになりました。会うまではちょっと緊張していたのですが、実際にお会いしてみると笑顔が素敵で私などとも気楽に話してくれる温かい感じの方でした。そして全身からパワフルなオーラというか雰囲気が漂っていて、それがとても印象的でした。

 印西市に引っ越しての感想などをお話したのですが、その会話の節々から、市長さんは常に市の発展というか市を少しでも良くしたいと考えているものなんだな、ということを感じました。なかなか会って話をする機会なんて持てないので、今回はお会いして話を聞くことができて、本当に幸運でした。市長さん、お忙しい中本当にありがとうございました。

 印西市役所に行くのも今回初めてでした。

 ニュータウンから印西市役所に至る道のりが新参者の私にとってはけっこう楽しかったのです。あれが里山というのでしょうか。田園地域のところどころに、こんもりとした緑の濃い森というか林があったりして、まるで『となりのトトロ』に出てくる風景みたいで、思わず「あっ!トトロの森だ!」と言ってしまいそうでした。そういえば何年か前、那須高原に旅行に行ったときも同じような風景に触れ、その懐かしいような美しさに感動したのを思い出しました。家のすぐ近くのはずなのに、まるでちょっと旅行に来たような錯覚を覚え、旅行好きな私としては得した気分になりました。

 ちなみに市役所の脇にも、立派な森があるんですね。市役所の窓から見えるうっそうとした緑の美しさに「ここはいったいどこだ?」と思ってしまいました。目が洗われるような気がするほどの濃い緑でした。千葉ニュータウンは、便利な町でありながら、ちょっと足を伸ばせば豊かな自然に触れられるというのが大きな特徴だと思いますが、その一面を見たという感じです。まさにラーバンという言葉を体験したみたいです。

 それにしても、印西市は色々な顔を持っているのですね。私が知っている印西市は、千葉ニュータウン中央駅の周辺とジョイフルホンダあたりくらいでした。だから市役所の周りの町並みといい、ニュータウンから印西市役所に行くまでのその里山のような地域といい、私が知っている印西市とはまったく違う顔なので、印西市はなんて奥が深いんだろうとあらためて思いました。

 考えてみれば、私は印西市のニュータウンのある意味特殊な部分しか知らず、そこに住んでいるとそれが印西市の姿かと思ってしまいがちですが、ニュータウン以外の地域が本来の印西の町なんでしょうね。今度はJR成田線のほうとか、ニュータウンではない地域にもどんどん行ってみたいと思います。

 とにかく、色々な顔を持っているということは何であっても味があって面白いものだと思います。だから、これから印西市の色々なところを少しずつ見ていこうとまたワクワクしてきました。ただ私達家族は車を持っていないので、文字通り自分たちの足であちこちを周ることになりそうです。時間がかかりそうですが、そのほうがその地域のことはよくわかると思いますので、少しずつ印西市、それに千葉ニュータウンのあらたな面を発見していきたいと思います。


<3>便利な街ってなんだろう

月刊 千葉ニュータウン 2008.8.9

 6月初旬にこの千葉ニュータウンに引っ越してきてから、約2ヶ月経ちました。引越しのばたばたもあり、あっという間の2ヶ月といった感じです。でも徐々にここでの生活にも慣れてきて、新しい町での生活リズムもできあがってきたような気もします。

 ところでこれまで私達家族は、都心近くの賃貸マンションに住んでいました。が、1歳を越えどんどん活発になっていく息子を、もっとのびのびと環境のいいところで育てたいと思い、ニュータウンを選んだ次第です。

 この町に住もうと決めた最大の理由は、なんてったって環境の素晴らしさです。駅周辺の町がきれいに整備されていること。歩道は広いし、街路樹の緑も豊か。それによくありがちな駅前の雑多で猥雑な雰囲気がない。

 かといって、お店もほとんどない閑散とした不便な町ではありません。とりあえず子持ちで車なしの私でも、便利に生活できそうな店揃えです。美しい町並みに加え、便利な都市機能、ここまで揃った街はなかなかないのではないかと私たちには思われたのです。

 これまで自分たちが住んでいた都内は、地下鉄も何本も走っているし、都心の繁華街もすぐだったので、こんな便利なところはないと思い、ここに引っ越すことを決めるまでは、ずっと離れたくないと思っていました。

 しかし、それはある意味私の思い込みの部分も多かった。なぜならその私の“便利”という言葉の意味は、長年独身生活を楽しんできた独身の頃の私の“便利”さであり、1歳の息子の母親となった今の私の“便利”とはかなり違っていたのです。

 それは独身だった私が、飲みに行ったり遊びに行ったりするには“超便利”な場所であり、やれ「六本木ヒルズができた!」とか、「丸ビルがオープンした!」などというときに、「それっ!!」とばかり、おしゃれな雰囲気の場所を楽しめたあのときに“便利”な住居だったのでした。

 その証拠に、今までの家は都心なので近くにスーパーや大型量販店などはなく、ベビーカーでけっこう遠くまで歩いて色々買い物に行かなければならず(なにせ車なしの生活なので)、そうなると子持ちにとっては意外に不便だったりしたのです。おまけに物価も高い。

 それに車の交通量が多く危ないのはもちろん、排気ガスで空気も明らかに汚いので、ベビーカーで安心して散歩ができない等々、小さな子どもを育てるにあたっては、あまり環境がよろしくないのではないかということに、遅まきながらやっと気づいたのです。

 なんとも自分中心の母親でした。

 しかも、気づいたら子どもが生まれてからは、せっかく近くにあるおしゃれな繁華街などにもとんと出かけていませんでした。子どもはおしゃれなレストランになど入ってもじっとしていられるわけがなく、泣き叫んだりしたら慌ててお店を出たりする羽目になるので、自然とおしゃれな地域から足が遠のいていました。

 こうしてだんだんこれまで住んでいた都心の便利さの恩恵にあずかっていないことに気づき、それならいっそ環境のいいところに移り、子どもをのびのびと育てようということになり、ここ千葉ニュータウンで新生活のスタートをきることになったのです。

 そして実際2ヶ月ばかりこの町で生活してみて、やはり小さな子どもを持つ専業主婦の母親にとっては、都心よりもこの町のほうが便利かもしれないと思う私。我ながら驚くほどの変化です。

 おしゃれなお店やグルメのお店はないけど、生活必需品は駅の周辺で大体揃い、しかも都心より物価は安い。野菜なんて東京にくらべだいぶ安く、しかも地元千葉産の質の良い野菜が多いので、これだけでも嬉しいことでした。それに加え、ここでは道のところどころに野菜の無人販売もあるのですね!これはスーパーの野菜よりもさらに安く、しかも驚くほど立派な野菜がごろごろ入っていたりします。これは主婦にとってはとても嬉しく、ありがたいことですね。頻繁に利用させてもらっています。

 というわけで、私たちの目論見通り、いや予想以上にここでの生活は満足度の高いものとなっています。ついでに私たち家族は、せっかく環境のいいところに引っ越してきたのだから「千葉ニュータウンで、健康的な生活を楽しもう!」ということで、早寝早起き生活を実践中です。

 独身の頃の不規則で夜型だった都心型生活を考えると、本当に人間変われば変わるものだなと思う私です。

 

<4>幻想的な阿夫利神社のお祭り

月刊 千葉ニュータウン 2008.9.13

 私達家族にとって千葉ニュータウンで過ごす初めての夏です。今までの生活とは違った夏を味わおうと思い、けっこう積極的に色々楽しんだ夏になりました。

 中でも特に思い出に残っているのは、7月26日に行われた阿夫利神社のお祭りです。私たちはこの神社のことは事前に何も知らず、お祭りが行われるという当日、家で地図を調べ頭の中に叩き込み、歩いて神社に向かいました。

 お祭りが最高潮を迎えるのは午後8時過ぎと聞いていたので、家を出たのは7時過ぎ、あたりはもう暗くなっている時間でした。初めての道、それも暗い夜道を歩いていくのはけっこう不安で、それほど複雑な道ではなかったのですが、「この道でいいのかな〜」なんて何度も思いながら歩きました。

 道路沿いに大きな石の鳥居が見え、2〜3人のお祭りの世話人と思われる方たちがいるところまで来たときは、「やっと着いた」とホッとしたものです。でもそのホッとしたのも束の間、神社への道は実はここからが本番みたいなものでした。

 それまで人通りや車通りが少ないものの、街灯のある普通の道だったのが、大鳥居から先は、神社の参道というのか、ほとんど街灯というものがなく、うっそうと茂る森の中の道をこわごわ歩いていくという感じで、本当に怖かったです。お祭りのために設置されたと思われる小さな豆電球が、頼りなげに頭の上にところどころちらちらしているだけの、真っ暗な道だったのです。

 おまけにお祭りだというのに、人もほとんど歩いていない。本当に今夜お祭りがこの先で行われているのか、何度も疑いたくなるほどでした。唯一の救いは、こんな真っ暗な何もなさそうな道には不似合いなくらい、何台もの車が私達を追い越していくことで、車もまったく通らなかったら途中で引き返していたかもしれません。

 やっと神社に着いたとき、真っ暗な森の木々の中に明るい光とお囃子の音が聞こえてきたときは、心底ホッとしました。

 「やっと着いた〜!」と地獄から戻ってきたみたいに喜ぶ私たちの目に飛び込んできた阿夫利神社のお祭りの様子は、まさに幻想的な光景でした。真っ暗な森の中にぼんやりと浮かぶ明るくにぎやかな部分が、なんというか、まるで狐の嫁入りを目にしてしまったような、見てはいけないものを見てしまったような不思議な非日常の光景だったのです。それほど周囲の暗闇が濃かったということなんでしょうね。

 このような人里離れた場所で行われるお祭りというのは初めての経験でした。私の田舎でもお祭りはいくつもありましたが、どれも煌々とした街中で行われるものなので、こんなに非日常を感じることはありません。そういった意味では、本当に貴重な体験で、ぜひともこの環境でのお祭りを残していってほしいと思いました。

 神社自体はとてもこじんまりしているのですが、小さいながらも賑やかで夏祭りらしく、とても楽しかったです。息子が小さいので、最後のお御輿を全部堪能することは出来ませんでしたが、運良く帰りがけに坂道でお御輿と遭遇し、しかも間近で打ち上げ花火も見られたので大満足で帰ることができました。ただ、お御輿を担いで盛り上がっている人たちのそばで、どうしても私達はよそ者という感をぬぐいきれませんでしたが。

 そして8月23、24日は、ニュータウンでの夏祭りもありましたね。大塚前公園で行われたお祭り、これももちろん楽しませてもらいました。先ほどの阿夫利神社のお祭りとは正反対のお祭りでしたが、これはこれで楽しめるし、これから先息子が成長するにつれ、色々な形で参加できるのではないかと楽しみにもなりました。最後はあいにく雨降りの中での打ち上げ花火でしたが、初めての夏のいい思い出となりました。

 このニュータウンでのお祭りの前後は雨降りの涼しい日が続いたせいか、このお祭りを機に私の夏が終わってしまったような気がします。これからまた暑い日がぶり返すのかもしれませんが、なんとなく気分の上では秋が始まりつつある今日この頃です。


<5>風が心地よいニュータウンの夏

月刊 千葉ニュータウン 2008.10.11

 もうすっかり秋になってしまいましたね。よく晴れて陽射しが強い日でも、真夏の陽射しとは違って、やわらかく心地良い秋の日差しになってきました。ところで私は、今年ほど秋を待ち遠しく思ったことはないのではないかというほど、今年の夏は暑さがきつかったです。エネルギーをもてあました1歳の息子を、毎日外で遊ばせなくてはならなかったので、よけいに暑さを感じたのかもしれません。

 そんな暑い夏でしたが、この町に引っ越してきたお陰で、東京での夏よりは快適に過ごせたと思います。何よりこの町は、風通しがとても良いですよね。日中は暑くても、夕方には爽やかな風が吹いていることが多く、そんな風を感じるだけで「あ〜、幸せだな」って思えました。

 この土地自体、風がよく吹く土地なのかもしれませんが、風を気持ちよく感じるのはそれだけではなく、町のつくり自体にも理由があるような気がしました。人口密度があまり高くないためか、町のつくりに余分なスペースがたくさんあり、そのため街中を風が爽やかに通り抜けていくような気がしました。

 東京では、ビルまたビルで、空を見上げても広さを感じられず、なんとなくいつも息苦しいようなところに住んでいました。だから夏なんてなおさら暑苦しかったです。ビル風は吹くかもしれませんが、この町のように爽やかな風を感じることはあまりなかったので、この町の開放感を本当にありがたく感じました。

 スペースだけでなく生活のあらゆる場面でも言えるのかもしれませんが、生活するにおいて直接必要のない余分なものというのは、人生や生活にゆとりや潤いを与えてくれ、なくても生活できるけど、でも心にとっては重要だったりしますよね。だからこの先この町がどんどん発展していっても、このゆとりある町のスペースというのはなくしてほしくないと思いました。

 あともう一つ、風を心地よく感じるのは、あちこちにある木々の緑のお陰でもあると思いました。街路樹や公園の緑が涼しい木陰を作ってくれるだけでなく、風までもきれいにしてくれるような気がしました。目で見ても、風にそよぐ木々の緑はなんとも言えない良さがありますよね。

 町のつくりに余裕があるということのついでに、ニュータウンは公園の数が多く、一人当たりの公園占有率というのか、余裕をもって楽しむスペースがとても高いのではないかと思います。緑の芝生のきれいな公園子どもが遊ぶことができる公園、どちらも生活するうえでありがたいものです。特に私のように小さな子どもを育てていると、どんなに小さい公園でも、子どもが遊べる公園があちこちにあるということは、とても助かります。こういうところもニュータウンの良さの一つなんでしょうね。

 夕方涼しくなった頃、念願だったテラスでゆっくりお茶をしたり、きれいな遊歩道を散歩しながら、豊かな緑が風にそよいだりするのを見たりすると、わけもなくふと幸せを感じることがよくありました。

 そういえばこちらに移って来てから、普段の日常生活の何でもないことを幸せと思ったり、楽しむことができるようになってきています。東京では、どこかに出かけたり何かイベントがないとなかなか楽しめなかったのが嘘みたいです。すごい変化ですね。

 こちらではそれほどお金をかけなくても、楽しい生活を送ることができるような気がします。それを思うと、東京というのは色々な意味でお金がかかる町なんだなってあらためて感じました。とにかく確実に生活の質(QOL)が上がった気がして、引っ越してよかったとつくづく思っています。

 ニュータウンは秋もきっときれいなんでしょうね。町の緑がどのように変化していくのかとても楽しみです。ただ、夏の風が気持ちよかったということは、冬は寒いということなんでしょうか。それがちょっと心配だったりもする私です。


<6>コスモスまつり、ふれあいバス

月刊 千葉ニュータウン 2008.11.8

 公園の木々や街路樹が少しずつ色づき、落ち葉も増え、すっかり秋らしくなってきました。夏が大好きだった私も、秋のあの切ない感じのしっとりした雰囲気もたまらなくいいなと思う最近です。

 子どもの頃や20代の頃より、良いと思うこと、好きと思えることが多くなってきた気がします。色々なことの機微が楽しめるようになってきたのかもしれません。昔思っていたほど、年を取ることは悪いことではないなと最近は思います。

 というわけで、ニュータウンの秋も楽しんでいます。先日牧の原公園で行われたコスモスまつりも行って来ました。私たちが行った日曜日は天気にも恵まれ、びっしり咲いたコスモスの花が本当にきれいでした。あれだけたくさんのコスモスがいっぺんに咲いているのを見たことがありません。本当に見事ですね。

 200万本もあるあのコスモスは、耕運や種まきなどすべて市民のボランティアの方々によってなされているということですが、まったく頭が下がる思いがします。あんなに素敵な景色を私たちに楽しませてくださって、本当にありがたいと思いました。

 しかもコスモスまつりは、色々なイベントや出店、それにフリーマーケットなどですごく賑わっているんですね。お祭り大好きな私は、あの会場にいるだけでも楽しくなりました。

 色々なイベントや露店を食べ歩いたりしたかったのですが、ついついフリーマーケット会場に吸い込まれるように足を踏み入れ、そこで買い物に夢中になってしまいました。一緒に行った叔母が息子のためにフリマでたくさんおもちゃや絵本を買ってくれ、大満足で会場を後にしました。フリーマーケットって見ているだけでも楽しいし、安く買えるのでありがたい存在です。

 こういった感じで、コスモスまつりは色々な意味で充実したお祭りだったと思います。もちろん来年はフリマだけではなくもっと色々楽しもうと、今から期待しています。

 ところで私は、最近になってやっとふれあいバスというのを利用してみました。今までも、ふれあいバスの存在自体は知ってはいたのですが、ルートなどもよく知らなかったのでまったく利用していませんでした。ただ今回、千葉ニュータウン中央の私の家から印西牧の原まで買い物に行こうと思った際、ふとふれあいバスのことを思い出し、乗ってみようと思いたったのです。

 調べた結果、家のすぐ近くにバス停があり、駅に行くよりも便利で、しかもどこまで乗っても100円!! 北総線だと片道300円ですから、これは本当に嬉しいことです。家族で乗ったら、息子は運賃がかからないですが夫婦で片道600円なのでえらい違いですもんね。ふれあいバスのことを思い出した自分を、でかした!と褒めてあげたくなりました。

 土曜日の午前中に乗ったのですが、バスはけっこうすいていて、快適でした。千葉ニュータウン中央の町から印西牧の原まで、今まで通ったことのない場所をバスは通り、見るもの見るものが珍しく、あっという間に印西牧の原に着いたという感じです。実際30分くらいしかかからず、予想以上に便利なバスだと感激しました。

 ただしふれあいバスの本数自体が少ないので、バスの時刻に合わせるのが大変かもしれませんが、それさえクリアできれば車のない私たちみたいな家族にとっては、とてもありがたい存在です。

 以来、息子の健診のために保健センターに行く時もふれあいバスを使ったりしています。このふれあいバスを利用するまでは、やはりそろそろ車を持たなければ・・・・、なんて感じることもあったのですが、バスのお陰でまだまだ頑張れそうです。あとは欲を言えばもうちょっと本数が増えてくれるといいな、なんて願っている私たちです。


<7>成田空港の近くに住む楽しみ

月刊 千葉ニュータウン2008.12.13

 だいぶ寒くなってきましたね。寒さは苦手な私ですが、この町の冬から秋への美しい季節の移り変わりを楽しんでいます。

 先日、妹の家族が車で私の家に遊びにきたので、その車に乗ってみんなで成田空港に遊びに行ってきました。妹の家にも同じくらいの小さな男の子が2人いて、うちの息子同様乗り物大好きなので、子どもたちに飛行機を見せるのが表向きの目的です。

 が、成田空港に行くのを一番楽しみにしていたのは、実は私でした。というのも私は大の旅行好きで、独身時代それに子どもが生まれるまでは、毎年欠かさず海外旅行を楽しんでいました。私のような海外旅行好きな人にならわかってもらえると思うのですが、旅行好きにとっては、成田空港は心躍る旅行の出発点であり、旅行と同じくらい大好きな場所だったりするのです。日常生活とはちょっと異なる空気が漂っていますよね、空港には。それになんとなく外国の匂いもしたりします。だから海外旅行にはしょっちゅう行けなくても、せめて成田空港にだけでも遊びに行きたいとよく思っていました。

 でも、千葉県外に住んでいる者にとって、成田空港はけっこう遠いところで、交通費も馬鹿にならないし、そんな簡単にちょくちょく行こうと思うところではないと思うのです。だから成田空港に近いこの町に引っ越してきたこと、これは私にとって予想外のうれしいおまけでした。なぜなら今までよりも気軽に成田空港に遊びに行ける環境だからです。

 今回のように、旅行以外の目的で成田空港に行ったのは初めて。しかも初めて車で行ったので、電車で行くのと違う入り口から入り、空港がまた違って見えたりして面白かったです。そして展望台でたくさんの離発着する飛行機を間近に眺め、期待通り子どもたちは大喜び。帰りに息子に飛行機のおもちゃを買ってあげ、息子はずっと飽きずに遊んでいました。もちろん私も海外旅行の雰囲気を満喫し、大満足でした。

 というわけで、私のような旅行好きや乗り物大好きな子どもたちにとって成田空港は、けっこう楽しめる観光地だと思います。だから2年後の成田高速鉄道の開通が本当に待ち遠しいです。これで車のない私達にとっても、成田空港がより近い存在になりますよね。昔から漠然と考えていた「一度は成田空港で働いてみたい」なんていう私の夢も、もしかしたら実現するかもしれません。


<8>半年過ぎて ニュータウンでの生活

月刊 千葉ニュータウン 2009.1.10

 新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくおねがいいたします。

 私達家族はこの町に引っ越してきてもう半年になりました。本当にあっという間の半年でした。半年というこの時期は、まだまだ引っ越してきたばかりのような新鮮な気持ちも残っていますが、生活のリズムも整い、町での暮らしにも慣れてきたちょうどいい頃合かもしれません。

 ところで半年を過ぎ、この町に引っ越してきたことをどう思うかあらためて考えてみると、やっぱり私達家族にとってこの引越しは今のところ大正解だったと思っています。家を買って新しい町に引っ越すということは、人生の中で大きな決断であり、やはり多少の迷いはありました。特に住んだことのない新しい町での生活でしたから、引っ越してみてやっぱり東京に戻りたいなんて後悔したらどうしよう、とも考えました。

 でも実際にこちらに半年住んでみて、そんな後悔はまったくしないですみました。もちろん東京での生活は、便利で刺激的で楽しいものではありましたが、この町での暮らしよさ、心地よさのほうが今の私たちにとってはありがたいものだと心の底から言えるからです。何より息子を伸び伸びと育てることができる、この町の造りや雰囲気がとても気に入っています。引っ越してきて日増しに逞しく育っていく息子を見ていると、本当に「あー、この町に引っ越してきてよかったな」と思います。

 時々用があって東京に行ったり、他の町に出かけたりすることがありますが、そういう時に他の町を見るたび、「あー、ニュータウンって本当にきれいな町なんだな」とつくづく感じます。

 ただ2歳になる乗り物大好きな息子は、東京の山手線の駅などに行くと、たくさんのホームにひっきりなしに出入りする電車に目を奪われ興奮しているので、息子にとってはその点は大都市が羨ましいのかもしれません。


<9>ニュータウンで迎えた初めての正月

月刊 千葉ニュータウン 2009.2.14

 今年のお正月は、この千葉ニュータウンに古くから住んでいる叔父夫妻に、車で何箇所か初詣に連れて行ってもらいました。私たちは車がないので、ありがたいお誘いでした。

 まず1件目は松虫寺。日医大駅の近くの新興住宅地のすぐ裏にあるのに、まるで山奥にあるのではないかと思えるほど緑に囲まれたところで、その対比が不思議な気さえしました。

 1月2日に行ったため、参拝客はほとんど見かけず、静かなお寺をお参りすることができました。しかも初めての鐘つきまでしてしまい、満足してお寺をでました。

 2件目は、観音寺というお寺。このお寺は小さな山を背に建っていて、私たちが訪れた時には太陽が山に隠れていて、いかにも日暮れ時の山寺といった雰囲気でした。でもそれがまた、山に囲まれた私の故郷にあるお寺に似ていて、故郷のお寺をお参りしているような懐かしい感じになりました。

 このお寺ではお参りをしたあと、温かい室内で甘酒や煮玉子、みかんなどをふるまわれ、「この煮玉子おいしいね〜」なんて言いながらゆっくりくつろがせてもらいました。

 そして最後に行ったのは、観音寺からほど近い阿夫利神社です。
 この神社は引っ越してすぐの頃、夏祭りに行ったのですが、あの時は真っ暗な夜道を不安になりながら歩いていったので、今回のように明るい時間に正々堂々と(?)行くのは初めてです。明るい日の下で見るとどんな神社なんだろうとわくわくしながら向かいました。

 この神社はけっこう多くの人で賑わっていました。前回は周りの景色なんてまったく見えなかったので、「ふむふむ、まわりはこんなふうになっているのか」なんてきょろきょろしながらお参りしました。

 こちらの神社も嬉しいことに、甘酒やさつまいもがふるまわれており、焚き火を囲んで温まりながらいただきました。さつまいもはとても甘くておいしくて、さっき煮玉子を食べたばかりの息子は、ここでもさつまいもを頬張っていました。

 初めての町での楽しいお正月の思い出になりそうです。


<10>安心して子連れ散歩ができる道

月刊 千葉ニュータウン 2009.3.14

 毎日寒かったですが、今年の冬、私と2歳の息子はほぼ毎日外遊びをしました。息子の体を丈夫にするためと、私の運動不足解消のためです。

 といっても、2歳の息子はすたすた歩いてくれるわけではないし、あちこち寄り道ばかりしているので、私の運動にはあまりなっていませんが。

 息子を外で遊ばせるのに、この町の整備された歩道はとてもありがたいです。車道の横にある歩道にしても、道幅が広くて歩きやすいし、車道とはまったく独立した遊歩道などもあるので、それも子どもの散歩に大変役立っています。

 東京などでは、車の往来が激しい上歩道自体も狭く、あとかあとから人や自転車が通るので、とてものんびりと息子を歩かせることはできませんでした。子どもを歩かせやすいお陰で、引っ越してきてからは自然と外遊びの機会が増えました。公園に遊びに行くにしても、危険な道を通らなければならなかったら、きっと億劫になり今よりも外遊びが断然減っていたと思います。

 ところで、この町の遊歩道は道の周囲に色々な植物が植えられていて、好奇心旺盛な息子にはそれもまた良い刺激になっているみたいです。初めて見る松ぼっくりに目を丸くし、恐る恐るさわってみたり、寒椿の花を「きれいねー」なんて言いながら触ってみたり。どんぐりもたくさん拾いました。

 それに初めての霜柱も経験しました。私にとっても数年(数十年?)ぶりに目にする霜柱だったので、ついつい懐かしくて息子と一緒になって踏みしめてしまいました。こういう経験が、息子の中でも良い思い出となってくれると嬉しいです。

 こうして寒い日も毎日外遊びをしたお陰で、最近の息子は体力がめきめきつき、すっかり逞しくなりました。それに今年の冬、息子は風邪らしい風邪を引いていません。去年の冬はしょっちゅう風邪を引き、よく熱を出して私も一緒になってびくびくしていたので、本当に嬉しい限りです。

 春になったら、今度はどこか近くの山で、山登りにも挑戦したいと思っているこの頃です。


<11>心浮き立つ早春

月刊 千葉ニュータウン 2009.4.11

 だいぶ春らしくなってきました。幸い、花粉症に悩まされることのない私にとって、だんだん暖かくそして景色が色づいていくこの時期は、気分も明るく前向きになり、意味もなく希望に満ち溢れた気持ちになります。

 季節の移り変わりの時というのは、私の場合、それまでの季節に飽きてきたこともあって、どの季節の時でも次に来る季節が妙に待ち遠しく感じたりします。が、それにしてもやっぱり春は、特に待ち遠しい気持ちが強いような気がします。

 それはなんと言っても、どんどん暖かくなるということが理由です。

 寒さが苦手な私にとって、暖かくなっていくというだけで、「あれもやりたい、これもやりたい」とやたら行動的になるほど、暖かさは重要なことです。我ながら、まるで冬はじっとしていて春になったら動き出す、冬眠から目覚めた動物みたいだなって思います。

 それに2歳の息子がいるので、冬の寒空の下でも、ほぼ毎日息子の外遊びに付き合い、外で震えていたので、これからは外遊びも楽になるのでその点でも嬉しい限りです。

 少しずつ日が長くなるということ、これも嬉しいことの一つです。夕方、明るい時間が少しずつ長くなっていくだけで、世の中全体が生まれ変わり、明るくなっていくような気がするのです。

 というわけで、暖かく、そして日が長くなっていくこの時期は、努力せずとも自然にウキウキ楽しく、前向きな気持ちになりやすい私です。特に天気の良いきれいな朝なんかは、冬の寒い朝にくらべたら妙に元気で、これからやりたい楽しいことを色々考え、一人でニヤニヤしたりしています。

 とっくの昔に学生を卒業した私ですが、春は新学期を迎える学生のように、新鮮なやる気に満ちた状態になるので、やはり春は新学期にぴったりな季節なのだと思います。

 これからさらに新芽が芽吹き、色々な花が咲き、このあたりもいっそうきれいになっていくのでしょう。まずは手始めにどこかでお花見といきたいです。


<12>小林牧場の桜

月刊 千葉ニュータウン 2009.5.9

 4月はじめの日曜日、小林牧場のお花見に行ってきました。今まで何度か小林牧場のところを車で通り過ぎたことがあったのですが、普段のあの静かな小林牧場とはまったく違うのですね。普段と同じつもりで行ったので、ちょっとびっくりしました。

 車や歩いている人でいっぱいだし、それに出店もたくさん出ている。まるでお祭りみたいな賑やかさでした。でもあの立派な桜並木を見ればそれも納得です。

 あの広い通りを覆うほど大きな桜の木がたくさん並んでいます。なかなかお目にかかれない立派さだと思いました。

 去年引っ越してきた私たちは知りませんでしたが、この辺では有名な桜の名所なんですね。

 去年までの息子は、桜の花とか外界の物事をよくわかっていなかったので、一緒に桜の花を味わうのは今年が初めてと言えます。並木道を歩きながら、「桜のトンネルだね」なんて話しながら歩き、息子も桜の花がどういうものかがわかったみたいで、嬉しそうに「さくら、さくら」なんて言っていました。その息子の成長ぶりも嬉しかったです。

 並木道の脇にあるちょっとした広場でお弁当。ここもたくさんの人で賑わっていました。

 お花見の季節って、意外に冷えたりすることが多いのですが、この日はぽかぽか陽気のまさにお花見日和で、桜を見ながら食べるお弁当はとてもおいしかったです。普段は食の細い息子も、こんな環境でのご飯はおいしかったらしく、もりもり食べていました。

 そして普段もきれいなニュータウンの春の景色は、それはもう本当に、気持ちがいいほど美しいと思いました。そんなニュータウンの春を満喫しようと、小林牧場以外にも息子と近所の桜をあちこち見てまわったりしました。

 ただ桜が咲いているのはけっこう短く、「あそこも見たかったのにな」というところがいくつもあり、桜の花が一ヶ月くらい咲いていてくれたらいいのになって思う私でした。


<13>幸せな一年間

月刊 千葉ニュータウン 2009.6.13

 この6月で、私たち家族がこの町に引っ越してきてちょうど1年になりました。月並みな言い方ですが、本当にあっという間に過ぎ去ったように感じる1年でした。

 去年の春頃、たまたまこの町に家を探しに来た私たちは、この町の環境の良さに感動し、たった1度の見学でこの町に引っ越してくることを決意しました。東京から近いところで、こんなにきれいに整えられた町があるなんて思いもしなかったのです。

 ただ、誰でもそうだと思いますが、いくら気に入ったといっても、今まで住み慣れたところから新しい町に引っ越すには、やはり不安がつきまといます。私たちも便利な東京を離れるにあたって、「いくら町がきれいだと言っても、便利な東京を離れて後悔しないだろうか?」とか「住んでみたら、不便でいまいちだったということはないだろうか?」などという不安も多少はありました。

 でも、1年経った今はっきり言えることは、それらの心配はまったく当たることもなく、私たちの決断は正しかったのだと胸を張って言えることです!

 毎日、緑の多いとてもきれいな町の風景を見ながら暮らすことが、こんなに快適なものだとは思いませんでした。それに人口密度があまりにも高すぎると、それはとてもストレスなんだということに、この町に暮らし始めてからあらためて気づきました。

 それと車や人通りをあまり気にすることなく、好奇心いっぱいな息子をたくさん遊ばせることができるこの町の環境に、本当に感謝の気持ちいっぱいです。夫とよく話すのですが、「あのまま東京のあの家に住んでいたら、息子をあまり外で遊ばせなかったかもしれないね」ということです。それだけ前の環境では、息子を思いきり外で遊ばせるには、様々なハードルがあったのです。

 ということは、今元気いっぱいの息子は、もしかしたらこの町の環境のお陰もあるかもしれません。

 そんなわけで、幸せな思いでこの町に越してからの1年を振り返る私たちです。


<14>ニュータウンにはたくさんの楽しい公園が

月刊 千葉ニュータウン 2009.7.11

 先日、UR都市再生機構にお邪魔し、千葉ニュータウン事業本部の方からこの町について色々なお話を伺う機会がありました。

 そして話だけでなく、実際にニュータウンのあちこちに連れて行ってもらい、とても有意義な時間を過ごすことができました。お陰で、この町にただ住んでいるだけではわからないようなことがわかったりして勉強にもなりましたし、普段疑問に思っていることの謎が解けたりして、たくさんの収穫があった一日でした。

 この日、URの方にはニュータウンにある公園を中心に案内していただきました。2歳の息子を連れての見学だったので、息子も喜ぶだろうと思っていたのですが、息子はあいにく車の中でぐっすり眠ってしまい、ほとんどの公園を見ずに終了。

 なんてタイミングの悪い・・・なんて思いましたが、良い公園をたくさん教えてもらったので、今後あらためて家族で出直してみようと思います。

 この見学の時に、なぜニュータウンの町のあちこちに龍のオブジェがあるのか、という説明がありました。これは約千年も前の伝説によるものなのですね。

 この地方が干ばつに見舞われ雨乞いをしたところ、印旛沼の主の龍が天高く昇り、間もなく雨は降り出しました。が、雷鳴とともに龍の体は3つに裂け、天から落ちてしまったといいます。その一部(腹のあたり)が本埜村あたりに落ち、それを弔って龍腹寺が建てられ、だから千葉ニュータウンには龍のオブジェが多いというお話でした。

 実は私、以前からこの龍のオブジェが気になっていたのです。息子と時々遊びに行く公園にけっこうリアルな龍のオブジェがあったり、道路の脇にあったり・・・、なぜ龍なんだろう?≠ニ思っていたのですが、今回その謎が解けてとてもすっきりしました!ニュータウンは新しい町だけど、このような形で古いものも残されていたりするんですね。

 帰りに農産物直売所にも寄ってもらいました。ここでURの方お勧めの本埜村のおかきを購入。やめられないおいしさでした。身近でおいしいお菓子っていいですね。


<15>西の原公園 印象的な龍のオブジェ

月刊 千葉ニュータウン 2009.8.8

 先月、UR都市機構の方に千葉ニュータウンの色々な公園に案内してもらった話を書きましたが、今回はその中の一つ、西の原公園について書きたいと思います。

 西の原公園は印西牧の原の駅からは少し離れたところにありますが、ふれあいバスの停留所がすぐ近くにあります。緑の芝生と木々が美しい、どちらかというと落ち着いた感じの公園でした。

 公園の中ほどには、展望台のような形をした建物があり、さっそく登ってみましたが周りをマンションなどに囲まれているせいか、それとも展望台がそれほど高くないためか、残念ながら素晴らしい眺望をのぞめるというわけには行きませんでした。

 そのかわりといっては何ですが、展望台にしては珍しく下のほうには滑り台がついていたため、息子は大喜びですべっていました。

 先月号に書きましたが、ニュータウンには龍の伝説をモチーフにしたオブジェがあちこちに見られます。そんな龍関連がここにもいくつかありました。噴水みたいな池の壁に龍の顔がつきだしており、その口から水が出るようになっているもの。そしてもう一つは、まるで地面に龍がのたくっているような形の水路です。これは顔の部分だけ地面から突き出ていて体が水路になっているのですが、顔やうろこがすごくリアルで、かなりインパクト大のものです。

 ただ残念なことに、私たちが訪れた時にはどちらも水はなく、使われていない様子でした。特に龍の水路などは、子どもが水遊びをするにはもってこいで、大喜び間違いなしのものなのですごく残念でした。もしかしたら夏の間だけ水を満たすのでしょうか?そうであることを願いつつ、夏の間にまた訪れてみようと思っています。

 それともう一つ、全く知らなかったことなのですが、この公園には平和の碑≠ニして、逓信省印旛地方航空機乗員養成所跡地・陸軍飛行第二十三戦隊印旛飛行場跡地の石碑が建っていました。こんな歴史があったとは・・・。またニュータウンの知らない一面を知った瞬間でした。


<16>草深公園 街並みと溶け合って

月刊 千葉ニュータウン 2009.9.12

 今回は草深公園について書きます。草深公園は印西牧の原の駅からすぐ近く、草深図書館のすぐ前にある公園です。ここはこんもりとした丘に緑の芝生がとてもきれいな公園で、この辺りの景色を美しくさせている公園だと思います。

 URの方に案内してもらう前から、私たち家族は何度もこの公園に遊びに来ていました。それほど広くない公園ですが、丘を滑り降りたり走り登ったりして思い切り体を動かせるし、池もあるので小さい子どもにとってはけっこういい遊び場になるのです。

 それにこの公園の辺りは、すごくきれいな町並みになっています。初めてこの辺りに来たとき、まるでどこか外国の町並みのようなこの辺りの様子に、すっかり感動した私たちでした。公園、目の前の図書館の建物、近くのおしゃれなマンション、すべてがきれいな景色の一端を担っていて、全体として素敵な町並みになっていると思いました。子どもを遊ばせながら、その辺を散歩するのも楽しかったです。

 ところで何度もこの公園で遊んでいながら、ここの池にも龍のオブジェがあるのをURの方から教えてもらうまでまったく知りませんでした。池の端の壁のところに龍の頭が突き出しており、口から水が勢いよくあふれ出ていました。

 遠くから見ると目立たないのですが、龍の近くの水辺に行くと、その勢いの良い水が夏の暑いときには心地よい涼しさをもたらしてくれて、それだけでもけっこうホッとします。

 それとこの時公園の案内板を読んで知ったのですが、この公園は「環境共生パーク」がテーマであり、池の雨水の再利用や太陽エネルギーの有効活用などが使われているのですね。たくさんの人が利用する公園に、このような技術が使われているのは素晴らしいと思いました。

 そしてこの前遊びに行った8月の初めの頃には、池の端のほうにきれいな睡蓮の花がたくさん咲いていました。まるで作り物のようにかわいらしい睡蓮の花にしばし見惚れてしまいました。


<17>子育てママの力強い味方 ラクティナクラブ

月刊 千葉ニュータウン 2009.10.10

 9月9日に、東京電機大学で開催されたラクティナクラブの講座に行ってきました。

 ラクティナクラブとは、東京電機大学の小谷博子先生が主催している子育て情報講座で、毎月1回開催されており、ニュータウン近辺のお母さんの交流の場ともなっているものです。私もその存在のことを知ってはいたのですが、参加させてもらったのは今回が初めてです。

 9月の講座は『上手な小児科のかかり方』というテーマで、くやま小児科医院長の久山先生によるお話でした。

 当日電機大学の講座会場に時間ぎりぎりに駆け込むと、思ったよりもたくさんのお母さん方が来ていてけっこう賑やか。妊婦さんもいましたが、多くのお母さんが赤ちゃん連れで、もうすぐ3歳になるうちの息子は会場の中では一番大きいほうでした。

 さすが子育てママの交流の場だけあり、会場にはおもちゃなどもたくさん用意されているし、自由にその辺に座って話を聞けるので、まだまだ落ち着かない息子を連れての私もホッとしました。

 久山先生は子どもの代表的なよくある症状とその説明、対応などをわかりやすくまとめられたプリントを中心に話をしてくださり、それが本当にわかりやすく、子どものちょっとしたことに不安になりがちな母親にとってはとてもありがたいものでした。この時いただいたプリントは、今後も大いに活用できそうです。

 その他に、今流行の新型インフルエンザの話もしてくださり、これも小さい子どもを持つ親にとっては大きな不安の種なので、まったく何もわからなかったときよりも少しだけ不安が取り除けたような気がします。

 最後には質問コーナーもあり、その後個人的に先生や会場にいらっしゃる助産師さんに相談や質問をしている方もいて、まさに子育てママの心強い場となっているような感じでした。

 初めての子どもを持った母親にとって、子育てはわからないことばかりで、私もちょっとしたことで慌てたり不安になったりの連続でした。そんな母親にとって、ラクティナクラブのような場はとても心強い味方ではないかと思います。ぜひ今後も講座に参加させていただきたいと思いました。


<18>幼稚園選び

月刊 千葉ニュータウン 2009.10.11

 もうすぐ3歳になる息子は、来年の春から3年保育の幼稚園に入園させるつもりです。そこでどこの幼稚園に通うか、というのがここ数ヶ月の私の一番の気になることでした。

 というのも去年までの私は、3年保育の幼稚園に入れるつもりはあったけど、当たり前のように近くの幼稚園に通えばいいと軽く考えており、何も行動をしていませんでした。

 ところが、これが大変甘い考え方だったと、あとで思い知ることになります。

 ニュータウンはここ数年で新しいマンションや一戸建てがたくさん建ち、小さな子どもの数も増え、ニュータウン内の通いやすい所にある幼稚園は満杯状態に近いというのです。

 そんなこととも知らず呑気に構えていた私は、春に2歳児クラスの申し込みがあった際これに乗り遅れ、希望の幼稚園のクラスに入れず、それから慌てて動き出すという始末。2歳児クラスに入ると、来年からの入園を優先してもらえるのに、それを逃してしまったのです。

 それから慌てていくつかの幼稚園の情報を集めたり、実際に幼稚園に足を運び見学をさせてもらったりと、遅ればせながら幼稚園選びに乗り出しました。そして今、そろそろどこの幼稚園も願書の受け付けの時期となり、さんざん迷ったあげく、私たち夫婦もやっと息子を通わせる幼稚園を決め、すっきりしたところです。

 最初は幼稚園なんてどこも一緒ではないかなんて思っていた私たちでしたが、いざ色々調べて選ぶとなるとかなり迷うものですね。これは近所に住む多くのお母さんも同じ思いらしく、しばらくは会うたびに「どこの幼稚園にするか決めた?」という話題ばかりでした。みんなすごく頭を悩ませているみたいで、自分の子どもに少しでも最適な環境をという親心だと思います。

 春からの幼稚園選びを通して思ったことは、近所のお母さん方との交流の大切さです。だんだん親しいお母さん方が増え、色々な情報を教えてもらうことで幼稚園選びをする上でかなり助かりました。来年から始まる幼稚園、息子だけでなく私も楽しみになってきました。


<19>ありませんか? ヒヤッとした体験

月刊 千葉ニュータウン 2009.10.12

 最近息子と横断歩道つきの信号を横切ろうとしたときのことです。息子もだいぶ成長し、信号を自分で見て判断し、青になるまでちゃんと止まって待てるようになり、だいぶ私も安心できるようになった矢先のことでした。

 家の近くの横断歩道で青になったのを見た息子は、いつものように私よりも早く、走って横断歩道を渡ろうとしました。息子の前にも横断歩道を渡っている人がいたし、青だったので私ものんびり後ろから息子を見ながら渡っていきました。

 そこへ前から車が交差点に進入してきたのですが、まさか歩行者が渡りきるまで左折しないかと思いきや、息子の前を歩いている人と息子の間のわずかな間隔を狙って左折をしてきたのです!

 「あぶない!」と思って息子に追いつこうと思いましたが、一瞬の出来事だったので追いつけず、体が凍りつきました。幸いなことにすれすれのところを車は通り過ぎていき、息子は何事もなかったかのように歩道を渡りきりましたが、本当に心臓が止まるかと思いました。息子がもう少し足が速かったらぶつかっていたのではないか・・・、その直後は全身から冷や汗が出てきたものです。

 この時私の頭の中に浮かんだのは、数ヶ月前テレビのニュースで見た事故の話です。息子くらいの年齢の女の子とお母さんが横断歩道を渡っていて、お母さんの少し後ろを歩いていた娘さんが、やはり無理に曲がろうとした車に轢かれて亡くなった事故です。お母さんが後ろを振り向いた時にはもう倒れていたという痛ましい事故でした。運が悪ければ、私たちも同じ目に遭っていたのかと思うと、本当にぞっとしました。

 この町は自動車の交通量も少なく、東京などにくらべ危ない道は少ないのですが、交通量や歩行者が少ない分その油断からか、横断歩道の歩行者をすり抜けるように通り抜けるような車が多いと以前から思っていました。近所のお母さんたちにこの話をしたところ、同じように感じている人が多かったです。私たち親も十分注意しなければなりませんが、車を運転している人も過信しないで安全運転をしてほしいと思う一件でした。


<20>新年の抱負 子供を「待つ」気持ちで

月刊 千葉ニュータウン 2010.1.9

 新年明けましておめでとうございます!今年もまたよろしくお願いいたします。

 あっという間にニュータウンに来てから、2回目のお正月となってしまいました。いつも思うのですが、年々1年が過ぎるのが早くなっていくような気がします。時が経つのを早く感じるのは充実しているからなのかもしれませんが、年をとってきている証拠のような気もして複雑な気持ちです。

 ところで今年の新年の抱負は、怒ってばかりの母親はやめる=Aということです。息子は3歳になり、反抗期の真っ盛り。口答えはするは言うことは聞かない、できないくせに何でも自分でやりたがる・・・。最近はそんな息子に、本当にイライラ怒ってばかりだったと思います。息子が生まれる前は、外で子どもをイライラした様子で叱っているお母さんを見て、「自分はああはなりたくない」なんて思っていたのですが、今はまったく人のことを言えません。道でガミガミ怒っているお母さんそのものになってしまいました。

 でも、イライラしている時はなかなか自分を止めることができず、冷静になれない自分がいます。夜寝ている息子の姿などを見ると、「ああ、今日もまたいっぱい怒ってしまいかわいそうなことをした」と心から思い自己嫌悪に陥るのですが、また1日が始まり言うことを聞かない息子を相手にすると、同じことの繰り返しになってしまい、我ながら進歩がないなと思います。

 ところで私が怒っている理由を考えてみると、買い物に行くにも寄り道ばかりでまっすぐ歩いてくれないとか、家の中をあちこち汚すとか、私の思うように動いてくれないなど「私が困るから」という理由が多いような気がします。考えてみればこれは子どもであれば当然のことで、これでいちいち怒られる息子のほうがかわいそうなのかもしれません。

 だから今年はもうちょっと自分中心ではなく、子どもを待つような気持ちで子育てに取り組んでいこうと思います。といってもどれだけもつかあてになりませんが、意識だけはしていこうと思っている次第です。


<21>新しい家族

月刊 千葉ニュータウン 2010.7.10

 私たち家族がこの町に住み始めて丸2年となり、最近新たな変化がありました。女の子が生まれ、家族が一人増えたのです。

 約3年ぶりの赤ちゃんはとてもかわいいです。「赤ちゃんってこんなにかわいかったっけ?」という感じです。長男の時は初めての子だったため、何もかもが初めてでわからないことばかり。もちろんかわいかったのですが、それよりも不安などが大きく、必死というか無我夢中という感じでした。二人目になり、私たち夫婦にも少し余裕が出てきて、大変さよりも赤ちゃんのかわいさのほうをより感じることができるようになったのかもしれません。

 ところで、3歳を過ぎた長男は腕白盛りだし、我が家はよりいっそう賑やかになってきました。妹が生まれた直後は、お約束のように赤ちゃん返りをし、ちょっと(かなり?)手を焼いた長男でしたが、最近はだいぶお兄さんぶりを発揮して赤ちゃんをかわいがってくれています。

 といっても赤ちゃんの周りを走り回ったり、乱暴に赤ちゃんを撫でたり、首の据わらない妹を無理やり抱っこしようとしたりして、まったく目を離せない状態ではありますが。こんな環境で育つから、二人目って逞しくなるんですね。

 考えてみれば、もう一人子どもがほしいと強く思ったのは、この町に引っ越してきてからでした。それまではまだ長男が小さく、次の子のことを考える余裕もなかったのもありますが、この町は東京にくらべ兄弟姉妹がいる家庭が多く、それがすごく楽しそうで、うちもいつか二人目を、と考えるようになったのです。それに子どもを伸び伸びと育てられるこの町の環境も、二人目がほしいと思わせてくれる大きな要因となりました。

 最近赤ちゃんを連れて外を散歩するようになりましたが、赤ちゃんを連れて歩くにもこの町は快適です。妹がもうちょっと大きくなって、兄妹で外で思い切り遊びまわる日を今から楽しみにしている私たちです。


<22>暑い 暑い 過酷な夏

月刊 千葉ニュータウン 2010.9.11

 今年の夏は、多くの人にとってもそうでしょうが、私にとって過酷な夏でした。とにかく暑くて辛かった、の一言です。熱中症で亡くなる人がたくさんいたそうですが、ちょっと大げさかもしれませんが、確かに命の危険を感じるほどの暑さだったような気がします。

 いつもは真夏でも食欲が落ちない私でしたが、今年は生まれて初めて夏バテというものも経験しました。まずはあまりにも暑いのと、授乳中で喉が異様に渇くこともあり、毎日冷たいものをがぶ飲みし、胃腸を壊してしまいました。

 そして去年はほとんど冷房を使わなかったのに、今年は一日中つけっぱなし状態。胃腸の調子が悪くて食欲もなくなった上、ずっと冷房が効いている部屋の中にいるせいか体中がだるく、「ああ、これが夏バテというものなんだな」と実感しました。

 そんな中、上の子は幼稚園が夏休みになってしまったので、ほぼ毎日家にいます。

 子供は暑くても元気いっぱいなので、本当は外に遊びに連れていきたいところ。ですがこの暑さの中、生まれて数ヶ月の下の子を連れて行くのが心配で、ほとんど公園にも行きませんでした。買い物すら億劫で、ずっと家にいる日がけっこうありました。

 当然上の子は家の中の遊びだけではエネルギーを発散できず、かといって私ではなかなか相手もできず、お互いストレスがたまります。「早くパパのお休みの週末になってほしい」「早く幼稚園が始まってほしい」、心からそう願う日々でした。

 まだ暑い日が続いていますが、それでもピーク時のあのどうしようもない暑さよりは少しはマシになってきているような気がします。夕方には心地よい風が吹く日も増えたし、なんとなく秋の兆しらしき日差しや虫の声も聞こえます。

 本来なら夏が大好きな私なのですが、今年ほど秋が待ち遠しかった夏はありません。秋どころかそれを通り越して冬の寒ささえも恋しくなるほどの過酷な夏でした。


<23>がんばった運動会

月刊 千葉ニュータウン 2010.11.13

 今年幼稚園に入園した息子の、初めての運動会がありました。親の私たちは、普段息子が幼稚園でどのように過ごしているのかほとんどわからないので、運動会は幼稚園での息子の様子を見られるいい機会ということもあり、とても楽しみにしていました。

 でも、正直多少の不安もありました。幼稚園に入るまでの息子は、引っ込み思案で甘えん坊。去年参加した未就園児の運動会では、親から離れられず、先生から名前を呼ばれても返事もできず、もちろんかけっこもできず、ずっと親に抱きついたまま泣いていたからです。

 そんなことで、この日も私たちが近くにいたら泣いてしまうのではないかとか、離れられないのではないかとちょっと心配していたのでした。

 が、親が思っている以上にしっかりと成長しているものなんですね。予想とは裏腹に、入場行進から満面の笑顔の息子。それはもうはちきれるほどの笑顔で、本当に楽しくて仕方ないといった顔。そのあとのダンスも、予想外にちゃんと振り付けなども覚えており、ものすごく張り切っていたのです!

 こんな息子の姿を見て、最初から「すごい! ちゃんとできてる!」とか親ばか全開の私たち。息子がちゃんと行進して入場してきただけで、私なんて涙でうるうるしてしまい、「ああ、なんてたくましくなったんだろう」と感動しきりでした。

 そしていよいよ、去年はまったくできなかったかけっこ競技の番になり、ドキドキしながらスタートを見守る私たち。ちゃんと走れるだろうかと心配している私たちを尻目に、ものすごく力強いスタートダッシュと走りで、なんと、一等賞(たぶん)を取った息子でした! 

 一等を取ったということよりも、ものすごくやる気満々で真剣に走った息子に、本当に拍手喝采です。そのほかの競技やお遊戯のどれも、親の私たちに感動を与えてくれるものばかりで、本当に楽しい一日でした。

 ついでに年中さんや年長さんの親子競技を見ると、親もけっこう体力を要するものだったりしたので、1年後、2年後に向けて体力づくりをしなければいけないなと思う私たちでした。


<24>気が重いインフルエンザの季節

月刊 千葉ニュータウン 2011.1.1

 だいぶ寒くなり、いよいよ本格的な冬になってきた今日この頃、小さい子どもを持つ親としては、「あ〜、今年も風邪の季節がやってきた」と気が重くなります。この時期になると鼻水や咳などの風邪から胃腸炎まで、色々な感染性の病気の情報にけっこうびくびくしながら生活していたりします。なぜなら子どもは感染性のものにかかりやすいし、かかってしまえばお出かけなどの予定もすべておじゃんだし、しかも子どもの風邪が家族全員にうつってみんなで寝込むなんてこともしょっちゅうだからです。

 そして中でもやはり気になるのはインフルエンザ。テレビなどでインフルエンザの怖いニュースを見ると、親としてはやっぱり不安になってしまいます。「うちの子がかかって重症化したり脳炎になったらどうしよう・・・・」と。

 そんなインフルエンザの予防にはワクチンくらいしかないのかと思っていたら、つい最近たまたま見たテレビで、なんとインフルエンザの予防にビタミンDが有効とやっていたのです。

 このニュースにちょっとだけ光を見たような気がしました。というのもワクチンを打っても結局インフルエンザにかかったという話はよく聞きますし、その他の手洗い・うがい・マスクなども子どもに徹底するには限界があるので、もっと積極的な予防方法はないかなと思っていたからです。

 そのテレビ番組によると、「ビタミンDの服用でインフルエンザの発症率が約半分に抑えられた」というような研究が紹介され、ビタミンDを多く摂る方法なども紹介されていました。なんでもビタミンDは主に食事と日光浴で増やすことができるみたいで、ビタミンDの多い食品としては魚類やきくらげ、干し椎茸などがあげられていました。

 というわけで、冬は寒くて(親が)辛いけど、毎日外遊びをさせ、魚中心の和食を食べインフルエンザに負けない体作りをしていこうと思いました。
昔の日本の生活スタイルに戻ればいいのかもしれませんね。


〈25>町屋のひな祭り

月刊 千葉ニュータウン 2011.1.1

 2月27日の日曜日に、木下駅の近くにある武蔵屋という、国登録有形文化財になっている旧家で行われたひな祭のイベントに家族で行ってきました。去年の春に娘が生まれるまではひな祭のお祝いをやったことがなく、4歳の息子にとっても初めてのひな祭のイベントでした。

 武蔵屋は江戸時代から明治にかけて旅館を営んでいた店舗ということで、歴史を感じる雰囲気のある建物です。入り口から中に入るとまず目の前に立派な七段飾りのお雛様が飾られており、そこから上がって内部を色々見学させてもらえます。息子はお雛様にも喜んでいましたが、2階に上がる古い階段に「うわー!トトロの階段だ!!」と大喜び。古い昔ながらの家のつくりに、興味津々で動き回っていました。

 見学の他に、お茶席でお茶を点てていただくという体験をさせてもらったり、“貝合わせ”という貝殻の形を合わせて遊ぶ、昔のとても風流な遊びを実際にやらせてもらったり、古き良き日本の文化を体験でき、本当に貴重な経験ができました。4歳の息子もどれも大喜びで楽しんでいました。

 また建物の裏の庭に出ると、そこでは大正琴と笛の演奏を聴きながらつきたてのお餅と甘酒をいただくことができ、暖かい日差しに当たりながらのんびり味わっていると、なんだかとても懐かしくて幸せな気分になりました。まさに日本の春を味わっているという感じです。いいですね、こういうの。また庭では手焼き煎餅の体験もでき、これにも息子は大喜びで参加していました。

 そしてこの後木下万葉公園まで歩き、そこに飾られている国内最大というビッグ雛も見学し、そこで持ってきたお弁当を食べてから家に帰りました。今年のひな祭は娘が生まれてくれたお陰で、とても充実したものとなりました。

 娘はまだ赤ちゃんなのであまりわかっていませんでしたが、息子は相当楽しかったらしく、「来年もまた来ようね!!」と何度も言いながら帰途につきました。


〈26〉忘れられない地震

月刊 千葉ニュータウン 2011.3.12

 3月11日の東日本大地震、本当に本当に恐ろしい経験でした。その日はたまたま息子の幼稚園も終っており、幸いにも子ども二人と一緒でした。地震の時に子どもと離れ離れになって不安な思いをしなくてすんだので、それは本当に良かったと思います。

 でも、今でもあのときの周りが揺れている景色や、色々なものが震えている何とも言えない不気味な音、経験したことのない強く長く続く揺れの感覚などが、まるで悪い夢の中の出来事のように頭の中にはっきりと残っています。大きな被害を受けたわけではない私でさえ相当なショックを受けたので、被災された方々のことを思うと、心が痛んでなりません。

 もちろん都内に通勤している夫は、多くの人同様帰宅難民となり、帰ってきたのは翌日でした。夫が帰ってくるまでは、私一人で小さな子どもを二人守りきれるか不安で仕方なかったです。このときほど夫の会社が近くであってくれれば良かったのにと思ったことはありません。

 それに加え地震の後の原発の問題。爆発に加え、次々と色々な問題がわかるにつれ、毎日ニュースを見るたび暗澹とした気持ちになっていきました。さらに千葉県の水道水からも基準を超える放射性物質が検出されたときには、下の子がまだ1歳になっていなかったこともあり、まさに不安のどん底に突き落とされたような気持ちになりました。

 一瞬ですが関東以外のところに子どもを連れて避難したほうがいいのでは、という考えも頭をよぎりました。でもいざ避難のことを考えると、なるべくこの町を離れたくないという強い思いがあることにも気づきました。やっぱり私はこの町がかなり好きみたいです。

 とにかく地震によって、嫌でも人生のことを色々と考えさせられました。自分の人生で本当に大切なものは何なのか、ということもはっきり見せられたような気がします。そして平凡な普通の生活が、どれだけありがたいことかということをつくづく思い知ることになりました。

 一日も早く色々なことが解決することを願うばかりです。


〈27〉原発の不安

月刊 千葉ニュータウン 2011.5.14

 先日の6月のはじめに、印西市が独自に市内48箇所での大気中の放射線量を調査し、印西市のホームページにその結果を掲載していたのですが、その結果は私にとってはとても意外なものでした。

 千葉県ではこれまで、市原市をモニタリングスポットとし放射線量を調べていたみたいですが、印西市では調査していなかったことと、同じ千葉県なのでそれほど数値も変わらないだろうということで、放射線の影響が気になる私は市原市の値を参考に見ていました。

 そしてその市原市での放射線量は、3月末などは高かったものの、徐々に低くなり、最近は震災前のレベルまで下がっていたので、だいぶ安心していました。ところが今回印西市で調査した結果は、それとはまったく違う結果だったのです。

 印西市48箇所で調査しているので、それぞれ数値にはばらつきがありましたが、大体どこも市原市の数値にくらべて高いものでした。

 慌てて市役所に色々聞いてみたら、厳密には市原市での測定の仕方とは、高さなどの違いがあり、単純に比較できるものではないということだったのですが、それにしても気になります。しかも今回調査したところは学校や幼稚園、公園など子どもたちの生活に直結するところばかりでしたから、やはり高い数値には不安を感じます。

 一応、今回の印西市の調査結果は、文科省の子どもの屋外活動を制限する目安の値には至らなかったようです。ただテレビなどで専門家の話を聞いても、専門家によって大丈夫だったり大丈夫じゃなかったりするこの事態。これから将来がある子どもを持つ親としては、どの情報を信じていいのか、そしてどうすべきなのか、情報に振り回されるばかりです。とにかく一刻も早く、この混乱した事態から抜け出したいという思いでいっぱいです。


〈28〉夏休みの思い出

月刊 千葉ニュータウン 2011.9.10

 息子の幼稚園が夏休みの間、私と子ども二人は、私の実家で1ヶ月以上夏休みを過ごしてきました。息子が小学生になる前の比較的自由に動ける間に、田舎生活をたっぷり味わわせたいという思いがあったからです。

 そして私の期待通り、子ども達は田舎の生活を満喫してくれたようです。山や川に行ったり、クワガタを取ったり、畑仕事を手伝わせてもらったり・・・。

 親戚も近くに沢山住んでいるので、自然と色々な人に会う機会も多く、それもまた子どもたちにとっては、すごくいい経験になったみたいです。 

 それに取れたての野菜や果物も沢山手に入るので、ご飯は自然と野菜中心の健康的なものに。お陰で息子はだいぶ野菜を食べられるようになり、それも嬉しい変化でした。

 こういうことって田舎に住んでいる時は、ごく当たり前過ぎて、退屈な日常の一部でしたが、家を出て田舎を離れてからそのありがたみがわかるようになりました。田舎では、退屈に感じがちな生活も、都会に住んでみると、わざわざお金や手間隙かけて体験することになったりしますもんね。

 それと息子は、近くに住むいとこたちと毎日よく遊び、沢山喧嘩をし、沢山泣きました。何かの本で読んだのですが、子どもは喧嘩を通して人の痛みがわかるようになるとあったので、この夏休みで沢山学んでくれたことでしょう(期待)。

 そして滞在も終わりに近いある夕方、町の中に刺さるようにしてできた、特大の二重の虹が目の前に現れたのです。色も濃くてはっきりしたもので、子ども達も大興奮。夏休みの締めくくりとして最高のものでした。

 さらにおまけがありました。その次の日の朝早く、今度は家の窓から朝の虹も見ることができたのです。前の日の虹よりも小さかったけど、不思議なくらい色が濃くて、幻想的な虹でした。朝にも虹が出るのですね。それにもびっくりしました。

 2日連続の虹、楽しんだ子どもたちへの自然からのご褒美のような気がしました。


〈29〉結いの丘まきのはらに行ってきました

月刊 千葉ニュータウン 2011.11.12

 今月19日にまちびらきをする“結いの丘まきのはら”に、先日見学に行ってきました。

 近々まちびらきといっても、遠くから見る限りでは広々とした土地が広がり、まだ何もなさそうなのですが、近くに行ってみると早々と公園はできていたり、家の区画や道路が整備されていたりして、どうやらここに町ができるのだなというのがわかります。そして“結いの丘まきのはら”だけでなく、千葉ニュータウンの他の多くの町もこうして原野(?)を切り開いて作られていったのだなというのがわかり、ニュータウンの歴史を見ているようで面白かったです。

 “結いの丘まきのはら”は、「エコと子育てに配慮した新しいまち」ということをコンセプトにしており、住宅地の中の道路を子どもが安全に過ごせるよう作るなど、子育てママには嬉しい配慮が様々あるようです。それに他にも古くからのニュータウンの住民の意見などを取り入れ、色々なアイデアが詰められているみたいです。いわば千葉ニュータウンの集大成の町、ということで、最後にできる分だけなんだかお得でいいですね。

 ちなみに住宅地の中にすでにできている公園も、さすが最新、遊具も新しいだけでなくちょっと芸術的な雰囲気もただよっていたりしました。それに自然に年齢ごとに遊べるよう年齢に沿った遊具がさりげなく分けて置いてあったりして、かなり嬉しい配慮です。公園も進化するんですね〜。

 町の説明をしてくれた方の話を聞いているうちに、二人の子どもを育てている私としては、「なんだ、こっちにすれば良かった」なんて一瞬思いましたが、私が引っ越してきた時にはなかったのだから、今更後悔も何もないですね。まぁ自分が住むかどうかはともかく、同じニュータウンの中に素敵な町ができるのは嬉しいものです。

 今はまだ町としての形になっていないこの場所が、これからどんな風に素敵に変わっていくのかとても楽しみです。そしてこれからますますニュータウンが盛り上がっていくといいなと思います。


〈30〉お相撲さんとお餅つき

月刊 千葉ニュータウン 2012.1.14

 12月18日にアルカサールでおもちつきのイベントが行われ、家族で参加してきました。このイベントは、NPO法人いんざい子ども劇場の方々が主催してくれたもので、事前に幼稚園からパンフレットをいただき、このイベントのことを知りました。なんと佐渡ヶ嶽部屋から二人の力士がやってくるというので、こりゃぜひとも行ってみたいということで、この日を楽しみにしていました。

 イベントはお昼から行われ、若い二人の力士が登場。琴仁成さんと琴大和さんという力士さんでした。晴れていて日差しは暖かいといえ、日陰に入るととたんに寒い真冬なのに、さすが力士、まわし姿の裸足でした。これだけで私なんて「すごーい!」と感心。うちの子どもたちも初めての生の力士さんに興味津々でした。

 おもちつきの前に二人の力士さんが相撲の決まり手や“相撲甚句”なるものを披露してくれたり、子どもたちの質問コーナーがあったり、楽しく盛り上がりました。

 そしていよいよおもちつき。さすがとしか言いようのない、力強い、そして手馴れたもちつきでした。私は年末実家に帰ると、親戚の家で行われるもちつきに参加するのですが、そこでのもちつきに比べ、出来上がるのが断然早い!力の差がこんなふうに出るのか〜とつくづく思い知りました。

 おもちつきの後は、希望者参加による“しり相撲大会”や二人の力士さんの体重あてクイズがあり、豪華な賞品がかかったものだから私も含め参加者みんな真剣に(殺気立って?)参加しており、白熱したものがありました。私自身、童心にかえって(恥を捨てて)のしり相撲、楽しかったです♪

 今回のイベントで初めて知ったのですが、佐渡ヶ嶽部屋って北総線の松飛台駅近くにあるのですね。しかも佐渡ヶ嶽部屋といえば、最近大関に昇進した琴奨菊関や有名な琴欧州がいる部屋。同じ北総線沿線に部屋があるなんて、なんだか急に身近に感じました。せっかくだから今度は佐渡ヶ嶽部屋に見学に行ってみようと思います。

 今回のようなイベント、親子一緒に楽しめるので、このようなイベントがあったらまたぜひ参加しようと思いました。


〈31〉水泳教室

月刊 千葉ニュータウン 2012.3.10

 5歳になる息子は今、温水センターの幼児水泳教室に通っています。前から水泳を習いたいと言っていた息子の強い希望で、1月から3月までの第3期教室に入りました。

 幼児水泳教室は開講数が多く、その中から自分の好きな時間を選んで申し込むのですが、今回は申し込み人数がけっこう多く、そういう場合は抽選で決まるので、結果が出るまでは入れるかどうか、けっこうドキドキしました。

 そしていよいよ1月から通い始めたのですが、前から楽しみにしていた息子は、期待通り思い切り楽しんでいるみたいです。ガラス窓のところから見学できるのですが、泳げないくせに果敢に水に飛び込んでがむしゃらにがんばっている息子を見ると、つくづく入れて良かったな〜と思います。むしろ、もっと早くから通わせてあげたら良かったとも思いました。

 温水センターには水泳教室のほかにも幼児体操教室や空手教室があり、なかなかプログラムが充実しています。しかも入会金や買わなければならない物品などが特にないし(水着などは各自準備)、それになんと言っても料金がすごく安いので親としてはとても助かります。

 子どもに何か習わせたいけど、最初に入会金やら必要な物品などを高いお金を出して揃えても、長続きしなくて無駄になったらどうしよう、と思う親は多いと思います。私もその一人で、長く続くかどうかわからない子どもにまず試させるという面でも、この温水センターのプログラムはもってこいだと思いました。いずれは空手教室なども試してみたいな〜なんて思ったりもします。

 ただ冬の水泳教室、いくら温水センターと言えどもけっこう寒いんですね。プールから出てくるとみんな真っ青な顔をしてガタガタ震えています。だから冬の寒い帰り道に風邪を引かないよう十分注意しないといけないですね。しかも教室の時間によっては、帰り道が真っ暗。うちみたいに自転車で通っているとけっこう大変です。冬開講の教室はこの点大変ですね。

 でも風邪に負けない体を作るためにも、引き続き頑張ろうと思います。